秘書子との戦い
1月の土曜日。朝9時ごろ目が覚めた。
今日は2週間前に出会った秘書子(30)との2回目のアポ日だ。
前回は渋谷で2時間ほど飲んで、あっさり解散。
ワインのボトルも二人で空けて、そこそこ、話も盛り上がっていたのだが。。
平日で「明日も早い!」という秘書子の申し出を受け入れた形になった。
粘らなかったのは途中で
「カワイイ!!」
そう思って、万全の状態で戦闘に臨むため、週末にアポを仕切り直しをしようと思ったからだ。(ゾンビは2回目で損切りすることにしている)
「じゃあ1週間後の○日にまたメシ行こう!!!」
「いいよー。今日はありがとう!!」
ゾンビの提案は無事受け入れられた。
だが、ここは反省点ですな!!
次回に繋げるにしても、もう少し恋愛トークはしておくべきでした。帰ってから少し。後悔。。
9時に目が覚めると秘書子からLINEが来ていた。
「ゴメン!!風邪気味で喉の調子が悪くて声がでないんだー。延期にさせてください。」
おーまいがー!!!
まぁ嫌な予感はしてたんだよなー。LINEの返信も遅いし。
あぁー。。もうチャンスないかな。
なんかLINEを返すのも癪なので、放置してジムに行くことにする。
2時間をほど汗を流し帰宅。「まぁ店、予約してなくて良かったわ。」なんてことを考えてると。
秘書子からまたLINEが。
「やっぱり、大丈夫かも!!何時にどこ集合にする?」
今思えば「何やねんそれ!!」
だったが、その日は
「ラッキー。日頃の行いを良くしておくもんだな!!」
くらいにしか思わず。アポ決定!!
17:30に渋谷駅で待ち合わせだ。
今回は渋谷集合→代官山蔦屋→中目黒で飲む→自宅INの流れを想定
このルーティンが完成されれば、「なんで中目黒?」
となる女の子にもゾンビの自宅がある中目黒まで来てもらえる寸法だ。
渋谷から中目黒は歩けるのだか距離がある。
途中デートスポットでもある代官山蔦屋を挟むことで、何となくデート気分も味わえ、中目黒まで不自然なく連れて来れる。
当日17:30
秘書子は予定通り渋谷駅に来た。
「ちょっと散歩しながら中目黒でメシ食べよう!」
「うん!!わかった。」
別に声は変な感じはしなかったが、のど飴をなめていたので
「それ、一つちょうだい!!」といって。
のど飴をもらう。
とりあえず、コミュニケーション!!コミュニケーション!!肩をほぐす。
「ここのお店も美味しいんだよー。ここはあそこの方面に繋がるよ。」なんて話をしながら代官山方面を目指す。
一回目のアポでも思ったのだが、秘書子は感情が分かりづらい。
楽しんでいるように見えるのだが、本心でない気もするし。。かといって嫌がっているようには見えない。
仕事はソツなくこなすけど情熱を感じない後輩のようだ。その点ダンサー子は分かりやすくて良かった。
俺への食いつきが上げられてないだけか。。。
なんてことを考えてると代官山蔦屋に到着。
「寒いし。中で少し休憩!!」
と言って代官山蔦屋に入る。
秘書子は初めて来たようだった。
「私この作家が好きなんだよー。」と僕に教えてくれる。
※すんません作家名忘れました。
秘書子の少し読書家な一面が見れて、「いいな」と思う僕。
「少しテンションが上がったかな?」そんなことを考えていると大事なことに気付く。やべぇー店予約していなかった。
そとに出て、ゾンビリストの店に電話。
第一希望の店には振られたが第二希望のイタリアンには予約できた。
そこはゾンビの家の目の前だ。(歩いて10秒)
ニヤリ( ̄ー+ ̄)
蔦屋で本や雑誌をみて談笑を楽しんだ。この時が彼女は一番「素」だったかも。
中目黒のイタリアンに到着したの19:00ごろ。
途中に思いっきり家の前を通ったが、あえてのスルー。
初来訪だったが、カジュアルな感じで直感的に「美味しいだろう!」とわかる内装。
いい店だなと思っていたが誤算!!
通された席が対面だった。ボディタッチがしづらい。これは辛いな。
特に秘書子は感情の起伏が少なそうなので、ボディタッチほぐしたかった。
「2軒目で考えるかなー。」「でもこの店、自宅に最近だもんなー。」頭に様々な考えが浮かぶ。
まずはお互いにビールで乾杯。1回目のアポでワイン好き(家でも一人で飲むくらい)と言っていたのでワインのボトルで攻めていこうという戦法は決定していたので様子見だ。
仕事の話や、正月何していたのかの話で和む。
笑顔は引き出せるのだが、イマイチ盛り上がりに欠けるなー。そういうクール系な女子なのか。
「ゾンビくんの家はどのへんなの?」
「ここ近いよー。」華麗にスルー。
お互いに2杯目。秘書子が好きだという、赤ワインをボトルで注文。
普通に美味しい。クイッと飲める。いい店だ。
でもって話は恋愛トークに話題転換。妙齢なのに彼氏がいないという秘書子。
「前の彼氏はどんな人だったの?」
「スゴいおしゃれな人だったんだけど。服ばっか気にして、雨の日なんか靴汚れるから外行きたくないっていうんだよ。」
「そりゃ疲れるね。」
「2年付き合ったんだけど、ケンカばっかだから半年前くらいに別れちゃった。」
「ふーん。秘書子、喧嘩しそうな感じに見えないけどね。」
感情的ではない彼女に素直な感想
「もっと連絡ちょうだいとかさぁー。」
あぁ確かにLINEの返信は遅かった。そういうタイプなのか?
すこし話が盛り上がってきたところで、ワインの減りを確認するが
「秘書子、全然飲んでないじゃん!!」
「喉の調子が悪いから、お酒は控えめにするね。」
ガッテムこんなところに、風邪の落とし穴が!!
ボトル頼む前に言ってくれよ。この減りでは時間がかかるわ。
店員さーん料理もってきて!!喉の乾きで飲んでもらいましょう。
「さっき頼んだ料理まだですかね?」
「当店ではお酒の進み具合に合わせて、お料理を提供させていただいております。」
いい店過ぎだろ!!!
ちょっと赤ワインの減りが遅すぎる。このペースでは2軒目の時間は調整難しいな。
もういいや、この店で仕上げてやる。ヽ(`⌒´メ)ノ
その後、価値観引き出しトークをしかける。まぁ、話は弾むんだけど。
相手に直撃するトークがくりだせない。
テンションが上がってる気がしないんだよな。それでも粘るゾンビ。
ワインのも減り(ほとんどオレが飲んだぞ。)お会計。仕掛けるときだ!!
「時間は遅いが2軒目か?」「いや、家に最も近いからこの店にしたはずだ。家に誘おう。」「ってか家の場所目の前なのに、今まで会話でスルーしてたのは不自然じゃないか?元々、家に誘おうみたいな気が満々じゃないか!?」
「どうすんのオレ!!!」
まさにライフカードのオダギリジョー状態。(あのCM良いよね)
OK!!店を出たら「ウチめっちゃ近いからデザートにアイス食ってこうよ!!」
これに決まりだ。
お会計を済ませ。店を出る。1月はやっぱ寒い。
「寒いね。もう10:30だから帰らなっきゃ。」そう言うことを決めていた発言。進みはじめる秘書子。
そっちはウチじゃ無いよー(ゾンビ心の声)
「ゾンビくんウチ近いんでしょ。私、分かるから一人で行けるよ。」
あまりの仕上がりのなさにテンションダウンなオレ。
「大丈夫!送ってくよ。」そんなやり取りをしているうちに、家は目の前から遠く離れていったのでした。。。
終了〜〜〜!!!
彼女はもう30歳だ。僕以上に恋愛や結婚に関してはシビアだろう。
話していても理知的だった。感情的になる一瞬が見出せなかった。表面上は楽しんでいたけど。本当の彼女の感情まではたどり着けた気がしなかった。
すみせん。完全に僕の実力不足です。
次のステップを迷ってるのは見透かされていたんだろうな。”本当に“彼女が好きでセッックスしたいと思っていたら、そんなことは思われないだろうが、理論先行型の僕はセクトラへ迷いが見てとれると本当にダサい。
僕は冷静に分析され、「付き合う→結婚はない」と損切りされたのだー。
それ正解!!今の俺とセックスしても結婚はない。
考え過ぎだったらウケます。ただテンション低い子なのかも。
つづく!!(のかなー。)
【反省点】
- せっかく家の近くまで連れて来たのだから「アレ俺の家って言えばよかった。」なんか会話が不自然になった。
- カウンターじゃなきゃ仕切り直すべき。
- そのための時間コントロールを
- 主導権が握り辛いときは絶対に2軒目。
- 2軒目は会話が盛り上がっているときに誘う!
- 2軒目を誘う時は、店内で。家に誘うときも同じ「次、どうしよか。アイスでも食べる。」のジャブを打っておく。
- 迷いが見透かされた。いろいろ考えすぎだ。そもそもメシが楽しくなかったのかも。理論が身体化されてないな。(練習あるのみ)
- せっかく、デートしたのに即席のカップルになれなかった。「手をつなごう」くらいはしてよかったかも。
- 恋愛トークの広がりをもう少し深くしたい。「どんな人がタイプなどベタでよい」出来ればボディタッチ出来る状況で。
- 恋愛トークの引き出しが弱い。下ネタトーク行けたかも。ただ場所が対面じゃつらいね。
- あんまり冗談をいえなかった。ネグれなかった。もっとネグを。これもボディタッチ出来る状況だと楽。
- セクトラ&フィニッシュトークは必須で決めておく!!(迷わないように)
【良かったとこ】
◆LINEで相手に追わせることができたこと。
◆代官山蔦屋がデートに使えると分かったこと。