大学2年の俺。合コンは「絶対悪」ではないぞ。。。
大学2年の時に初めて合コンに行った。
相手は大学のクラスメイトの高校時代の同級生とその女友達だった。
ドキドキしながら相手を待っていた、対して可愛ない子が来た。
でもドキドキしていた。
会の始まりから20分後、ヤツらは向かいの席の僕と目が合うことはなくなった。
隣の女同士で話し始めていた。
無力だった。。自分の力のなさを呪った。
「よーし、これから俺等の時代が始まるぞ!この子たちを皮切りに、合コン数珠つなぎで、出会いたい放題じゃ!世はまさに大航海時代だ!!」
合コン1時間前に作戦会議で僕が放った言葉だ。
そんな僕に言える言葉は一つだ。
「バカか!!」
残りの時間の記憶はない。
そのときの傷を胸に大学卒業までは合コンをしなかった。やりたくなかった。
あれから月日は流れた。いつの間にか雪解けが訪れる。
僕の胸は痛くなくなった。
いままで、幾度となく合コンに行っただろう。
2年前がピークだったのは覚えている。
だってあのときは毎週やってたからね。(ダブルヘッダーとかも余裕だった。)
でも記憶に残る美人は3人くらい。
顔覚えている子は10人くらい。
(すみません。。。いっしょにいる時間が楽しかったことは覚えてます!)
ちなみに、「わーぁ。うわーぁ。」ってなるようなシン・ミニゴジラ的な生物が来たことはなかったと思う。
だいたいが普通のOLさんです。
以前、別の女の子とデート中に、合コンで出会った子とニアミスしたことがあった。
目が合った瞬間にお互い気付いたが、そこは“大人のマナー”伏し目がちに無視をしあった。
僕はホッと胸をなで下ろした。
合コンなんてそんなもんです。
その場を楽しむことが大事。
会が終われば関係値はゼロに戻ります。あとは各々が好き員にすればいい。
話を戻そう。
僕の胸は痛くはなくなった。
でも合コンでドキドキもしなくもなくなった。
もしかしたら、4人の中に長澤まさみがいるかも!なんて、期待もしなくなった。
(そんなヤツに言える言葉は「バカか!」のみです。)
いまの状態を言葉にするならば
そう・・・「慣れ」だ
ということで自信への備忘録もかねて、合コンをまとめておこうと思う。
ターゲットの設定は一般OL。20代です。
レッツゴー
【場所】
まず場所です。正直どこでも良いと思ってます。
単純に全員が来やすいところがいいです。となるとだいたい2択に絞られます。
ハイ!「新宿」or「渋谷」です。
ちょっとオシャレに恵比寿とか。一定層にウケが良い西麻布・六本木もありますが。
別に関係ないです。単価が高いので別に良いことないです。
【店選び】
めちゃめちゃ安い居酒屋で無ければこれもあんまり関係ないかなと。
ただ、飲み放題を頼んで発泡酒が出て来るような店は辞めて置きましょう。
クソです。
“アク◯リウムダイ◯ング”って文字が目に飛び込んで来たら気をつけましょう!
黒いカーテンで仕切ってあるだけの青白い光の店です。
あとは店の位置を意識しておきましょう
駅チカ過ぎは好みません。
なぜなら合コンでターゲットと一番和めるのは店を出てから移動している道のりだからです。
駅から10分以内の店だったら文句言われることはないので、自分の好き勝手に選びましょう。参考に何店舗か記載しておきます。
◆新宿
なんか薄暗くて値段よりもいい感じの雰囲気を醸し出してます。
まぁ、よく見るとそーでもないんですが薄暗さでごまかしている店です。
正直言って食事も酒も「マズくはないけど、ウマくもない」です。
合コン以外でお世話になることは無いけど。知っていると嬉しいです。
(2年くらい行ってないので今どうなっているかは不明です。)
新宿で注意点はもう一つ!歌舞◯町の店は極力選ばない方がベターです。
合コンで理想の女の子に出会うより確率が低いです。
行くなら新宿三丁目か西武新宿裏です。
◆ 渋谷
http://www.gnavi.co.jp/raku-c/
渋谷を拠点に拡大を続ける系列点です。
お通しはどこも同じペラペラカリカリしたものが乗っているサラダが出ます。
このサラダが出たら「楽コーポレーション」の縄張りだと確信して良いでしょう。
料理もお酒も丁寧でCPがいいです。
また、お店の雰囲気も及第点をたたき出してくるので使っていて安心です。
「三十五段屋」は見つけにくいことで僕の中で有名ですが、
まぁそれも合コン冒頭のネタになるので良いかもしれませんね。
◆四谷
番外編とういことで入れました。
ここは店内におでんの屋台がありその周りをくるっと囲みながら合コンができます。
正直、対面の人とは会話ができないけど、逆に隣席の女の子とは親密になれます。
対面にいる男の話なんてどうでも良いのでここぞとばかりにイチャつきましょう。
あと忘れてならないのがここの名物「出汁割り」です。
日本酒をおでんの出汁で割るというもの。
お酒好き女子ならテンションUP間違いないでしょう。
しこもこれ、日本酒なんでスープ感覚で飲んでいると結構酔います!
ヤッベーぞ!!
【お会計】
アラカルトで攻めるか飲み放題にするか。
基本は飲み放題をオススメします。
理由は集金の時に計算をしやすいからです。
アラカルトで計算がしづらく
「まぁ端数は幹事の僕が払っちゃうか!」(←酒で気が大きくなっている。)
の出費は以外と痛くつきます。
トラップです。このトラップに何回も勝手に引っかかって来ました。
割り勘にしやすい飲み放題がオススメです。
あとは女性の面子を保つためにも1000~2000円は多く男性が払いましょう。
全奢り前提で来るヤツはあり得ないので「切って良し」です。
そんなヤツにカッコつけてもゼッタイに抱けません。
地獄の裏技としてオール4000円の飲み会で「男性5000円」「女性4000円」と言って集金をして後で男性参加者に1000円キックバックするというものもあります。相当、ムカついたら使ってみてください。
【2次会】
どちらにせよ、後日連絡→アポが必要になるので。
正直2次会に行こうが、行くまいが関係ないと思ってます。
なんだったらコスパが良くないので2次会はパスしたいです。
ただ、2次会をしなかったことで会全体が「2次会も行かなかった盛り上がらない合コン」と烙印を押されてしまうのは困ります。
この烙印が押されるとただただ女子会のネタになるのみです。
「この前の合コンがさぁ超つまらなくてー。」とか言われます。
なのでタイミングと理由が大切です。
【時間】
ということで、開始の時間設定からの逆算が重要です。
開始は20時にしましょう。
出来れば2時間半の飲み放題をつけたいです。
20時に開始を設定しても女性は15分遅れてくる生き物なので(これマジどうにかならんのか。)
会が終了するころには22:45です。
お会計だ、なんだしているうちに23:00になります。
そうしたら、店の外にでてこう言いましょう。
「本当は2次会に誘いたいくらい、楽しいけどもう23時だから帰りますか!?」
こうなるとマジョリティーは「そうだよねー」的な空気で包まれます。
もし、「わたし飲み足りないんだけどー。」的な目をしている女性がいたら。
セパレートで誘ってください。
「おれも飲み足りないんだけど男性陣終電早くて。」とか適当な理由でいいです。
どうせこの言葉の真偽は女性にはどうでもいいことです。
全員で行く2次会は無駄でも、セパレートして1対1に持ち込めば圧倒的に意味が出てきます。
23時という時間と「本当は2次会に誘いたいくらい、楽しいけど」という念押しワードで女性陣の脳裏からマイナスの要素を消し去りましょう。
つづく。
「明日、早い!」が口癖のアラサーIT子。
やべー。普通に遅刻した。。と思いながら、店に急いでいた!
12月某金曜日
中目黒の和食屋に今日のアポの相手は待っていた。
アラサーIT子。たしか2年くらい前に知り合った娘。学芸大学に住んでいたかな。
「中目黒に引越したんだー! IT子、家近くでしょ。美味しいお店教えてよ」
「えー、引越したんだ。中目黒なら◯◯とか××がいいよー。」
「今度◯◯一緒に行こうよ」って感じのLINEのやりとりでアポはきまった。
お店の予約などはIT子に任せた。
ただ、僕の心の中では・・・
ホテル代浮かしたいからっ。!せっかくそこそこ家賃高いんだから。中目黒!となっていたのは言うまでもない。
そう今回のアポの目的は
中目のいい感じの店で和み⇒目的地を告げず、引っ越したばかりのに到着⇒直家打診という流れだ。
僕はこの流れの為に新居に引越したといっても過言ではないのだ。
その上で、
家の近くの通称「ゾンビゾーン」(こう名付けよう)に呼び出す上でIT子はベストマッチだった。
LINEからは微塵もそんな臭いは漂わせず、当日に至った。
仕事が長引き20時からのアポに15分ほど遅れてしまった。
5分くらいならダッシュするのだが
もういいやっ!って感じで歩いていった。(すんません。)
途中のコンビニでヘパリーゼを買って一気飲みした。
基本的に僕が口説くときは、
飲ます!酒をすすめる!酔わす!圧倒的に酔わす!
という作戦をとる。
そのために、自分も飲む。
(そこそこ酒に強い体質は親には感謝だな。コスパは良くないけど。)
IT子も酒強かった記憶があるので、念には念をだ。
カウンターだ。いいね!マーク・サッカーバーグよろく親指を立てながら
「久しぶりー。遅れてごめん」的な挨拶をした。
「先に飲んたよー。」とIT子。
見るとビールと小鉢料理をつついている。
勝手に飲んでくれるならありがたい!そして勝手に酔ってくれ!
IT子とは半年ぶりくらいに会う。
飲み会きっかっけで知り合い、仲良くなった。
お互いの友人を集めて合コンしたこともあるし。仕事にもそれなりにコミットしているようで、話もあう。2人飲みもしたことあるし。
乾杯して近況報告をしているうちに完全にCフェーズはクリアしているなーと感じた。(そりゃそうかまぁナンパとかでの知り合いなく普通に友達だし)
今回は楽勝やな。この感覚が驕りだった。
お互いビールを2杯飲んだところで、和食ってことで日本酒にシフトした。
日本酒で失敗する女性は多いらしい。とっくりで僕のペースで注げるしね。僕の戦略にはなかなかにマッチした酒だ。(1位のスパークリングワインほどではないが。)
さぁどんどん飲め!そして酔え!
「中目黒にはおしゃれなお店があって、芸能人見たことあるよー」っていう誰でも知っているであろう話題にも、フレッシュなリアクションで良好な関係を築いた。
そんなこんなで、2人で日本を2合いただいた。
時間22:00を過ぎていた。そろそろか。
お会計をして身支度を整える。
そんなタイミングでトイレに入る。この後の流れをおさらいだ!
よし頭が整理された。
先ほどの会話からIT子の言っていた芸能人目撃の、店がゾンビ宅方向にあるは見当がついていた。目撃店に誘いだしつつ、ゾンビ宅に近づき
「必殺のアイスルーティン」これだ!
「寒いねー」といいながら店をでる。
「さっきの目撃店どこにあるの?」なんていいながらゾンビ邸の方に誘導。
「こっちだけどー。駅から遠くなるなー。明日、朝早いから帰りたいな!」
ヤバい感づかれたか?
せっかくここまできて、少しでミッションコンプリートなのに。
「ここだよ!」といい踵を返そうするIT子。
ギリギリ目撃店できたがゾンビ邸までまだ少し距離がある。
つーか、アイスクリームルーティンとか言っおきながら、お会計時に「じゃあ。かわりにアイスおごってよ!」
の決め台詞を言うのを忘れていた。
酒を飲んで冷静さを失っていた。(まさか罠にはまっていたのは自分だったとは)
焦ったゾンビが選んだ選択は
「まだ早いし、ウチでワインでもん飲んでいこうよ!」
という直接的過ぎるセリフ!ルーティンも直家打診のメリットも何も活かせてない、シンプル過ぎるセリフ。
案の定
「明日早いから行かないよ。(あきれ笑い)私は電車で帰るね」
ヤバい案の定グダった。
「まだ22:00過ぎじゃん。明日、何?そんな早いの?」
「土曜なのに朝から特別な仕事のイベントなんだよね。トチれない」
一応、グダの理由を聞き出しておく。朝早いから睡眠時間が削られる。ことよりも、人の家で寝てコンディションを崩すのがイヤといった理由が言葉の裏に見えた。
なるほどアラサー女子らしい理由だった。JDとかならオールする覚悟でも。アラサーだとそうはいかないよね。家のベッドでぐっすりと眠りたいよね。
その気持ちは分かる。
でも僕は君と眠りたいよ!
ということで
俺は急ハンドルを切ることにした
Like ワイルド・スピードX2
気分はヴィン・ディーゼルだ。
「じゃあIT子の家で一杯やろう。」
予想外の回答だったのだろう。少しひるむIT子
(もちろん「いっぱいヤロう」とのダブルミーニングでもある。)
「えーまだ。電車あるし。」グダるIT子。だが先ほどよりグダが弱まっている
このときの隙を俺は見逃さなかった。
有無を言わさず手を上げタクシーを止めた。
「電車よりもタクシーの方が楽に帰れるからね。明日の仕事響かない!」
むちゃくちゃな理由をつけてIT子をタクシーへ誘導。
少し驚きながらも後部座席に座るIT子。
最大の危機は回避された。。ホっと胸をなでおろしつつ、会話を続けこの不自然な状況をカムフラージュする俺。
もう、乗っちゃたもん勝ち!。
IT子の家の前のコンビニで降りる。
「雪見大福食べようよ!」とか言って、一応アイスクリームルーティンということにしておく。酒を1本ずつとさりげなくゴムも一箱買った。(バレてたかな?笑)
IT子の家に到着。女性限定マンションだ。こなことでもなければゼッタイに来ない場所に心踊らす。顔は冷静だ。
「明日は早いんでしょ?お風呂入って来ちゃえば?」
誘導しつつ。一人部屋で待つ。
勝利は手中に収まったな。
風呂上がりに乾杯しつつ。アイスを食べて。就寝モード。
布団に入り、電気が消えたと同時にギラつく。
「今日はない。明日早い。」
関係なく、パイ揉み
おいおい。。「朝早い」って形式グダやナインかい!!強グダ発動か。
「俺はIT子抱きたいよ。」ここは攻める。
「じゃあ。お口だけね♡」
良し!糸口がつかめた。その小さな穴がダム決壊の原因だぜ!
そのお口に、素直にゴールインはせずに、キスで盛り上げ!最終ゲットへ突き進む。
キス→愛撫
「だめ。明日、早い!!」
「大丈夫。俺が起こすから。」
キス→愛撫
「だめ。明日、早い!!」
「俺だけ愉しむのは、申し訳ないよ。」
キス→愛撫
「だめ。明日、早い!!」
そんなこんなしているうちに、おれのジャルジャルがジュルジュルになってきた。ここらで打ち止めらしい。
KGIの達成はできないが、彼女からのKPIの提案を受け入れることにしよう。
お口で果てる。
ティッシュで後処理をしながらしばしのリラックスタイムだ。
この瞬間が一番楽しいかも。
「ありがとね。してくれて(口で)」
「だってー、あきらめないんだもん。笑」
「あきらめなかった。笑」
そーか。そーか。やはり安西先生と三井寿の言っていたことは間違ってなかった。SLAM DUNKに感謝だわ。
翌朝
宣言通り、彼女の10分前に起床しIT子を起こす。
眠そうに身支度を整えるIT子。化粧含め、一時間くらいはかかるらしい。
「そかあ。じゃあ俺帰ろうかな。」
すこしびっくりした様子のIT子をハグして、上着を着た。
マンションから出ると。
こんな町並みだったんだ。。。と思った。
夜にタクシーで来ちゃったから分からなかった。
もう、会うことないかなーと。
帰路についていると、無償にチーズバーガーが食べたくなったので、店に入った。
「グランドメニューは10時からになっております。」
10時までは普通にチーズバガー食えないのよ!
スマイルいいからチーズバーくれよ!と思う。
ここでも「朝早いから」って断られるのかよ。。。
タイミングって重要だなー。と思った土曜の朝でした。
【反省点】
・今回はCフェーズの足りなさ。恋愛トークをしなかった。
・ハンドテストもなし。(いつもできないんだよなー。)
・ルーティンのミス「アイスクリーム」買えばよかった。
・ゴム持ち歩くこと。(500円無駄にした。)
【良かったこ】
・なんとか家に乗り込めたこと。最初から今回はヤルと決めていたからできた。
・あきらめなかったこと。